モザイカルチャー

花の植え込みを使った色彩豊かな立体造形、モザイカルチャー。

日本で初めて開催されたモザイカルチャーの世界大会「浜松モザイカルチャー世界博2009」で施行した当社の実績をご紹介します。

また、表現力あるモザイカルチャーの造園ポイントをご紹介します。

 

施行事例 「浜松モザイカルチャー世界博2009」

制作のポイント

浜松駅北口広場に展示した「浜松モザイカルチャー世界博2009」の宣伝ディスプレイ作品をもとに制作のポイントをご紹介します。

この作品は、大小さまざまな6つの躯体から構成されており、約4万本の植物苗を使用しています。ディスプレイのデザインは浜名湖や遠州灘の波とうねり、浜松の特色である花や音楽などを表しています。

1.準備工

大きいものでは重さ数tにもなるモザイカルチャー作品を支えるには、しっかりした基礎が必要です。躯体を支持するため、4つのコンクリート基礎上にH鋼を組んで備えます。

2.骨格製作、設置

ワイヤーメッシュ(丸鋼)と鉄骨で、骨組みを作ります。
完成した骨格を現場に搬入・配置し、H鋼に溶接します。大きい躯体はいくつかに分けて搬入し、現場で組立てます。
自動灌水のためのホース・バルブなどを取付けます。

3.混合土充填

土の準備をします。
今回使用した土は、ピートモス、バーク、燻炭、パーライト、軽石などを配合したものです。躯体の大きさや使用する植物の特性を考慮し、配合比を変えた数種類の混合土を用意しました。

次に土に水分を含ませます。
混合土を適量、ブルーシートの上に広げます。そこにホースなどで水を加え、かき混ぜながら土を湿らせていきます。水分状態 は、手でギュッと土を握ったときに水分が染み出さず、かつ形が崩れない、程度が目安となります。
躯体下部など大きく荷重のかかる箇所には、貫板を敷いて対応します。

寒冷紗張りをます。
寒冷紗とは、農業に使用される防光ネットのことです。モザイカルチャーでは、土を押さえるためにこれを利用します。寒冷紗は、結束バンドを用いて躯体の骨組みに縛りつけます。躯体の角や寒冷紗を重ねる箇所、及びスラブ部は、緩みが生じないよう更に結束箇所を増やして固定します。

そして、寒冷紗を張った躯体に、混合土を詰めていきます。透水性・保水性を同時に持たせるため、混合土には予めパーライト、軽石などが配合されています。しかし、躯体下部は土が加湿になりやすいので、更にパーライトを混ぜます。土を詰めたら、棒などでしっかりと締め固めていきます。

4.苗植え付け

躯体にチョークで、絵、文字、ラインを描きこんでいきます。植え付けの際は、この線に沿って苗を植込んでいきます。
植付けには専用の道具を使用します。寒冷紗に穴をあけ、1本ずつ苗を植付けていきます。作業は、葉の付き方や根の巻き具合、植付けのピッチ、向きなどを考慮し、丁寧に行ないます。

5.完成